お金と知識

キャッシングの基本。利用時の注意点と種類、金利について解説します

キャッシングについて、どれだけ理解していますか?

フリーター

キャッシングって言葉だけ聞いたことはあるけど、なんだかこわいなぁ…つまりどういうこと?

MoooooneY

キャッシングを簡単に説明すると、
クレジットカード会社が個人に向けてキャッシング機能を提供してくれているので、それを使ってクレジットカード会社から直接お金を借りることです。

言葉だけではよくわかりませんよね。
実は私も勉強するまではよくわかっていませんでした。

今回は「キャッシングとは?」「つまりどういうこと?」という疑問に、できるだけわかりやすく解説していきます。

もくじ

01. キャッシングを簡単に説明するとこうなります
―キャッシングの利用限度額とは

02. キャッシング利用時の注意点
―①利用計画を立てる
―②申込条件を確認する
―③金融機関の金利を確認する

04. キャッシングは借りた後の行動がとても重要

05. キャッシングの種類はこちら
―①消費者金融系
―②信販系
―③銀行系(カードローン)

06. 金利の仕組み
―①金利とは
―②利息の計算方法

07. 金利には上限があります

まとめ

01. キャッシングを簡単に説明するとこうなります

言葉の定義として、
キャッシング機能とは、「お金を借りる機能」です。

つまりキャッシングとは、下記の行為を表しています

クレジットカード会社が個人に向けてキャッシング機能を提供してくれているので、それを使ってクレジットカード会社から直接お金を借りること”

前提として、消費者金融のキャッシング審査に通ったカードを使うことになりますので、事前申請が必要です。
※クレジットカード会社では、キャッシング枠を含むクレジットカード審査に通ることが必要です。

審査に通過したカードがあれば、
消費者金融やクレジットカード会社と提携しているATMやインターネット振込などにより、お金を借りる事が可能です。

キャッシングの利用限度額とは

キャッシング機能は、無限にお金を借りられるわけではなく、あらかじめ利用限度額が決まっています。

03. キャッシング利用時の注意点

初めてキャッシングを利用しようと思っている方は、なにから気を付けたらいいのかわからないですよね。

ここからは特に注意した方がいいところを説明していきます。

①利用計画を立てる

利用限度額の範囲内であれば、お金を借りることは可能となりますが、借りているからには返さなければなりません。

言い方を変えると金融会社から借金をしていることと同じになります。
お金を借りていると、毎月利息が掛かります。

借入金額が多くなり、借入期間も長くってしまうと、毎月の利息だけ払って元本は減っていない…なんてことにもなりかねません。

そのため、キャッシングを利用する時は、自分の継続的収入と、返済計画を一度じっくり考えてから、キャッシング機能を使うことをお勧めします。

②申込条件を確認する

金融機関では、支払い能力のない人にはお金を貸すことができませんので、キャッシングの申込条件を設定しています。

申込条件はカード会社で異なりますので、自分の持っているカード会社のHPや申込書で確認する必要があります。

③金融機関の金利を確認する

キャッシングには、金利が付きます。

借りようとしているお金にはどのくらいの金利が付くのか、事前に調べておいた方が無難です。

ちなみに、最低金利~最高金利のように表示されていますので、計算するときは必ず最高金利を参考にして下さい。

最初の借入の場合では、高い確率で最高金利が適用されます。

04. キャッシングは借りた後の行動がとても重要

キャッシングを利用し、お金を借りた後。

仮に、毎月の返済日に支払い間に合わなかった場合、延滞により信用情報に金融事故が登録されてしまいます。

金融事故が登録されてしまった場合:

・他金融機関の審査に通りづらくなる。
・遅延損害金が発生する可能性もあります。

毎月の返済が終わるまでは、油断せずにいきましょう。

05. キャッシングの種類はこちら

金融機関からお金を借りる場合、クレジットカードのキャッシング枠を使うか、消費者金融からお金を借りるか、もしくは銀行から直接お金を借りるかなど、複数選択肢があります。

いったいどれを選べばよいのでしょう。
ここからはそれぞれの特徴をふまえてご説明します。

①消費者金融系

アコムやアイフル、プロミスやモビット、レイクなど、テレビCMなどで知っている人も多く、認知度があります。

メリット①:審査から融資までがとても速い
消費者金融系のメリットで一番大きなものが、審査スピードの速さとなっております。

PCやスマホからのネット申込や自社ATMによる自動契約機での申し込みが主流となっており、審査から融資まで最短即日という会社が多いです。

他のキャッシング方法では即日対応はできませんので、急にお金が必要になった場合には、消費者金融系がおすすめです。


メリット②:ATMの数が多い
自社ATMの他に、身近に提携ATM(コンビニや銀行)がとても多いです。

そのため、出先であったとしても、身近にあるATMでお金を借りることが可能となります。

デメリット①:金利が高い
消費者金融系キャッシングは金利が高い傾向にあり、銀行系キャッシングと比べると3~4%程度の違いがあるので注意してください。

しかし、消費者金融系では「無利息期間」を設けている場合もあり、初回限定で30日程度の借入であれば利息を払わなくてもよさそうです。

初めての方は、サービスをうまく活用して見てください。


デメリット②:総量規制の対象になる
消費者金融系は貸金業法による制限を受けます。
そのため、総量規制の対象となり、年収の1/3以上の借入を行う事が出来ません

ちなみに、50万円以上の借入を希望する場合は、収入証明が必要です。


②信販系

楽天カードやイオンカード、オリコカードなど、クレジットカード付随のキャッシング機能をさします。

メリット①:提携ATMが多い
消費者金融と同様に、提携ATMが多くあります。

そのため、出先であったとしても、身近にあるATMでお金を借りることが可能となります。

デメリット①:金利が高い
消費者金融系と同じような金利設定をしている場合があります。

また、こちらには初回無利息期間はありませんので、借り始めた時点から金利が発生してしまいます。
注意してください。


デメリット②:カード発行の期間が長い
一般的には審査してからカード発行まで1~2週間程度掛かります。
そのため、急な出費の補填には間に合いません。


③銀行系(カードローン)

銀行や信用金庫(三井住友銀行や三菱東京UFJなど)が提供しているカードローンの事です。

銀行のため、銀行や提携ATMで借り入れ可能です。

メリット①:金利が低い
銀行系の一番のメリットは金利の低さにあります。

消費者金融系や信販系と比べると2~3%程度低く設定されています。


メリット②:総量規制の対象外
銀行は銀行法の制限を受けるため、貸金業による総量規制の制限を受けません。

そのため、年収の1/3以上のお金を借り入れる事が可能です。

デメリット①:審査の難易度が高い
銀行系の審査は金利が低く設定されているため、審査難易度が高くなっています。

06. 金利の仕組み

金融機関からキャッシングやカードローンなどを利用した場合は、貸出金利(利息)を支払ってお金を借りる事になります。

なんとなく意味は分かるけど、金利の仕組みが良く分からないと思われる方も多いと思います。

ここからは、キャッシング(カードローン)の金利について説明します。


①金利とは?

金融機関は利息を付けて顧客にお金を貸し出しています。
その利息があり、金融機関も利益を生み出しているわけです。

計算例としては、
10万円を借りて1ヶ月後に11万円を返済した場合、
11万円-10万円=1万円利息金利という事になります。

キャッシングの説明文の中に、「年利〇%~〇%」という表示を見かけると思います。
こちらの金利です。


②利息の計算方法

では、例題を使って、実際に利息の計算方法について説明します。

元金に対して金利を掛け合わせた結果利息になります。

10万円(元金)×15%(金利)15,000円(利息)

この場合、金融機関から金利15%10万円を借りた1年後に返済する金額は115,000円ですので、

(100,000円+15,000円=150,000円)となり15,000円が利息になります。

※元金とは金融機関から借りたお金の事です。


③基本的に利息は日割り計算です

基本的に公開されている年利は1年間かけて返済した場合のものになりますが、キャッシングやカードローンでは日割り計算が一般的です。

こちらも計算してみましょう。
10万円を年利15%で借りた場合の1日当たりの利息の計算方法です。

まずは1年間で発生する利息を計算します。

10万円(元金)×15%(年利)=15,000円(利息)

利息は1年間で15,000円になりました。

これを1年間365日で割り1日あたりの利息を計算します。

15,000円(1年間の利息)÷365日41円(1日当たりの利息)

つまり、金融機関から10万円を年利15%で借りた場合、1日あたりの利息は約41円になります。

では、これを1ヶ月(30日)あたりの利息として計算すると

41円×30日1,230円

今回10万円を年利15%で借り30日で返済した場合利息は約1,230円になりました。

実際に計算してみると現実味が増してきますので、借りるときの参考にしてみてください。

※利息の計算式 元金×金利÷365日×借入日数

07. 金利には上限があります

キャッシングには融資額(元金)に応じて上限金利が決まっています。

元金が10万円の場合:

・元金が10万円未満→金利20%

・元金が10万円以上100万円未満→金利18%

・元金が100万円以上→金利15%

消費者金融系や信販系、銀行系カードローンでは、この上限金利が守られています。

もしも上限金利が守られていない金融機関がある場合は、違法業者の可能性もありますので、上限金利については事前に良く調べてから借りることをお勧めします。

まとめ

・キャッシングを簡単に説明すると、金融機関からお金を借りることです。

・キャッシングの利用限度額が定められています。
無制限に借りられるわけではありません。

・キャッシング利用時の注意点
①利用計画を立てる
②申込条件を確認する
③金融機関の金利を確認する

・キャッシングは借りた後にしっかり返済することが大切です

・キャッシングの種類は3つ
①消費者金融系
②信販系
③銀行系(カードローン)

金利とは、金融機関がお金を貸して利息を付けて返してもらうことにより、金融機関が儲ける手段の一つです

・利息は年利を計算してから日割りにしましょう。

金利には上限があります。
上限を超えて設定しているお店には近づかないようにしましょう。

是非参考にしてみてください。