家族カードは審査なしで作れるって聞いたんだけど、申請しても作れなかったんだよね…なんでだろう?
「家族カード」は無審査カードとも呼べれることがありますが、実は状況によって審査に通らない場合もあるんです。
家族カードとは、申込者の審査がなくても取得可能で、本会員に付帯しているクレジットカードになります。
そのため、申込者の審査は不要となっており、申込者の属性や信用情報に何らかの問題があったとしても発行される可能性が高くなっています。
クレジットカード業界では無審査カードと呼ばれる場合もありますが、審査なしのカードという情報がでまわりすぎていて、実際は【家族カードが発行されない】【審査に通らない】という事をあまり知られていません。
そこで今回は、家族カード発行の際に注意すべき点を解説していきます。
01.審査なしなのは家族カードの【申込者】のみ
02.家族カード審査に落ちるケース
―①本会員の信用情報に問題がある(金融事故など)
―②申込者とカード会社間で金融トラブルがある
03.家族カード審査に落ちないためには
―①信用情報に金融事故が登録されていない
―②申込予定のカード会社で過去に金融事故を起こしていない
―③家族カード申込条件の確認をしておく
まとめ
01.審査なしなのは家族カードの【申込者】のみ
家族カードは、【本会員】に対して審査が行われます。
家族カードの【申込者】に対しての審査はありません。
申込者が過去に延滞や債務整理などの金融事故を起こして現在謹慎中であったり、カード利用停止中の人でも、申込者は審査されません。
そのため、家族にクレジットカードを持っている人がいれば、【家族カード会員に入会する】事が可能です。
しかし、これはあくまで【本会員が審査に通れば】の話であり、本会員が審査に通らない場合は、家族カードが発行される事はありません。
そのため、【本会員の信用状態】が審査通過への鍵になっています。
02.家族カード審査に落ちるケース
審査なしで発行可能というイメージがありますが、審査なしなのは家族カード申込者のみのため、本会員の審査結果次第では落ちるケースも十分考えられます。
家族カード審査=本会員の審査
家族カードの審査は、通常のカード審査のように申込者の詳細(属性や信用情報)まで調査するというようなものでは無く、簡易的に行われる傾向が高くなっております。
そのため、大抵の場合は審査に通る可能性が高いのですが、場合によっては審査に落ちる事もあります。
そこで、ここからは家族カード審査に落ちる場合について解説します。
①本会員の信用情報に問題がある
(金融事故など)
家族カードは審査なしで発行されると言っても、それは本会員の信用情報に一つも問題がない場合です。
本会員が過去、および現在に支払いを延滞している(していた)場合には、審査で落ちる可能性が高いです。
利用代金の支払いを延滞した場合、
支払いの計画・管理ができないのは、今後の支払いも不安を感じ信用ができないと判断されてしまいます。
そして、申込の審査が簡易的に行われるとしても、こちらの信用情報に関しては、見逃す事が出来ません。
本会員の信用情報に問題がありそうな場合には事前に確認が必要です。
②申込者とカード会社間で金融トラブルがある
申請者である自分が、作りたいカード会社で問題があった場合は、自社ブラックな状態となり、審査に通らない可能性があります。
自社ブラックな状態、
申請者である自分が過去に金融事故(延滞や債務整理など)を起こした金融会社では、顧客の事故情報を自社データベースに一定期間登録してある可能性が高いです。
この登録期間ですが正式な期間が公表されていないので、金融事故情報が半永久的に残っている場合もあります。
そのため、もし申請者である自分が家族カードに申込む場合は、自分が過去にそのクレジット会社で金融事故を起こしていないのかも確認しておくことが重要です。
03.家族カード審査に落ちないためには
本会員の信用状況によっては審査が通らない可能性のある家族カードですが、カード会社を選べば申込者に関しては審査なしといえます。
そこで、家族カード審査に落ちないために、必要なことを3つあげていきます。
①信用情報に金融事故が登録されていない
大前提としてこちらです。
本会員の信用情報に事故情報が登録されていないことが絶対条件になります。
審査へ申込みを行う前に本会員へ確認しておきましょう。
本会員の信用状況次第とはいえ、家族カード審査に落ちてしまったらその情報が信用情報に登録されてしまいます。
今後の金融審査で、不利になってしまう可能性がありますので、聞きづらいかもしれませんが、それとなく確認してみてください。
②申込予定のカード会社で過去に金融事故を起こしていない
金融トラブルを起こしたことがある金融会社では、顧客情報を自社ブラックとして登録されています。
そのため、家族カードとして申し込んだとしても審査に通らない場合があります。
そして、その登録期間は各金融会社によって違いますが、半永久的に残っていると考えておいた方が無難でしょう。
こちらについても、自分で思い返しておくことが肝心です。
③家族カード申込条件の確認をしておく
どのクレジットカードでも申込条件があります。
①生計を共にする配偶者、満18歳以上のお子さま(高校生を除く)、ご両親(三井住友VISAカード)
②家族カードは、本会員の方と生計を同一にする配偶者・親、子(高校生を除く18歳以上)の方が申し込めます。(JCBカード)
つまり、家族カードには生計を共にしている配偶者や子供、両親に対しての発行が可能となっています。
しかし、生計を共にしていても、兄弟や親戚に対しては発行する事が出来ませんので、注意が必要です。
まとめ
・審査なしなのは家族カードの【申込者】となっております。
・家族カードの審査に落ちないためには、以下の3つを確認しておく。
①信用情報に金融事故が登録されていない
②申込予定のカード会社で過去に金融事故を起こしていない
③家族カード申込条件の確認をしておく
①生計を共にする配偶者、満18歳以上のお子さま(高校生を除く)、ご両親(三井住友VISAカード)
②家族カードは、本会員の方と生計を同一にする配偶者・親、子(高校生を除く18歳以上)の方が申し込めます。(JCBカード)
こちらの条件が問題なければ、大学生や、専門学生など、まだ社会人ではないけれどカードを作ることは可能になります。
家族カードを持った場合、支払いは基本的には本会員の口座からになりますので、本会員とよく相談してから申し込んでみてください。
是非、参考にしてみてください。